【プロフィール】花房晴美(ピアノ)
“巨匠ピアニスト名鑑のHの項に、クララ・ハスキル、ウラディーミル・ホロヴィッツに並んで、いずれ花房晴美の名が刻まれるであろう。”(ハイファイステレオ誌)
華麗な演奏が魅力の、日本を代表するピアニストの一人。2017年にデビュー40周年を迎えた。国内はもとより、海外のオーケストラとの共演を重ねるなど、国際的にも高く評価されている。桐朋学園高校を首席で卒業後、フランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立音楽院でピアノをピエール・サンカン氏に、室内楽をジャン・ユボー氏に学ぶ。エリザベート王妃国際コンクール他、数々の国際コンクールに入賞。国内でのリサイタルの他、NHK交響楽団をはじめとする日本の主要オーケストラとの共演も数多い。近年ではカンヌ音楽祭に参加し、「技術に裏付けられた、輝かしい演奏」と絶賛された。CDも数多くリリース、「フランス・ピアノ作品集 -花房晴美ライブ・シリーズⅡ」ではレコード芸術・特選盤に選ばれる。
2007年は、日本デビュー30周年にあたり、秋には集大成と言うべきリサイタルを東京・紀尾井ホールで二夜にわたって行った。2011年1月にはニューヨーク
カーネギー・ホールでアメリカデビュー公演を行い、11月には「SOIRÉE ANNVERSAIRE Franz LSZT et Georges
CZIFFRA」(記念夜会)に出演。ソロの他、フィリップ・ジュジアーノやイヴ・アンリ、ジャン・フィリップ・コラールらと共演し、いずれも好評を博す。2013年3月にはマイケル・シンメル芸術センター(ニューヨーク)にて、「西村朗:ピアノ協奏曲〈シャーマン〉」を初演し大きな話題を呼んだ。2010年からは、近年のライフワークともいうべき室内楽シリーズ「パリ・音楽のアトリエ」をスタートさせ、2018年11月17日には第15回を迎えた。
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