【収録曲】 林光(1931- ) ①ピアノソナタ ②第2ピアノソナタ≪木々について≫ ③第3ピアノソナタ≪新しい天使≫ 【演奏】 寺嶋陸也(ピアノ) 【録音】 2011年2月8日 東京文化会館小ホール[ライブ録音] ◇プロフィール 林光:1931年東京生まれ。 1953年東京藝術大学作曲科中退。同年、間宮芳生、外山雄三らとともに作曲家グループ「山羊の会」を結成し、次々と作品を発表しはじめた。1953年「交響曲ト調」により<芸術祭賞>を受賞、1956年「オーケストラのための変奏曲」で第四回尾高賞を受賞。同年、映画「裸の島」(新藤兼人監督)で第二回モスクワ映画祭作曲賞を受賞。 オペラ作品「セロ弾きのゴーシュ」(1986)、「森は生きている」(1992)、「吾輩は猫である」(1998 第三十回サントリー音楽賞を受賞)など多数。90年代には器楽曲の分野でも、「第三交響曲<八月の正午に太陽は・・・>」(1990)、「ヴィオラ協奏曲<悲歌>」(1995)などの重要な作品が書かれ 、後者は第四十四回の尾高賞を受賞した。2001年6月に合唱曲「原爆小景」最終章として「永遠のみどり」を加え完結した。 オペラ「変身」が2009.9から約2週間、ヨーロッパ四カ国で公演され好評を得え、2011年春には国内四都市で公演された。 またNHK大河ドラマ「国盗り物語」「花神」「山河燃ゆ」などの音楽はお茶の間でも大変親しまれた。 自選集「林光の音楽」(CD20枚,書籍1卷)小学館刊。オペラシアターこんにゃく座芸術監督。 寺嶋陸也:1964年生まれ。 東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。 オペラシアターこんにゃく座での演奏や、97年東京都現代美術館でのポンピドー・コレクション展開催記念サティ連続コンサート「伝統の変装」、03年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価され、06年にはタングルウッド音楽祭に招かれボストン交響楽団のメンバーと自作を含む室内楽を演奏した。 作曲のほか、ピアノの演奏や指揮、音楽祭の音楽監督など、活動は多方面にわたる。 オペラ『ガリレイの生涯』『末摘花』、カンタータ『伊邪那岐・伊邪那美』、合唱ファンタジア『オホホ島奇譚』『樹の奇・危・嬉~ピカソくんとうたおう』、ヴォードヴィル『タバコの害について』、『尺八・二十絃箏と管弦楽のための協奏曲』、合唱のための『詩篇第49番』『沖縄のスケッチ』、オーボエ・三味線と打楽器のための『異郷の景色』、古代復元楽器のための『大陸・半島・島』、朗読と箏、室内管弦楽のための『貝の火』など作品多数。 「大陸・半島・島 / 寺嶋陸也作品集」(ALCD-9026)、「二月から十一月への愛のうた(栗山文昭の芸術2 / 寺嶋陸也作品集)」(VICS-61092)その他室内楽や歌曲のピアノなど、多くのCDがある。 ホームページ http://www.gregorio.jp/terashima/ |